2016年10月21日金曜日

新潮45でビートたけしさんと対談


前回の更新から、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
後期になったので、また定期的に更新していきます。
その第1弾として、新潮45という雑誌で、ビートたけしさんと、スズメについて対談したので、その話をしようと思います。

私にとって、ビートたけしさんといえば、やはり子供のころ見ていた「オレたちひょうきん族」のイメージが強烈です。土曜日の夜8時台という、休日が日曜日だけだった時代、気分的にも毎週楽しみにしていました(とはいえ、だんだん、タケチャンマンが幽霊が家に出たとかいって、休みがちになったりして、出てこなくなったりするわけですが・・・)。

そのたけしさんに、自分の研究がきっかけでお会いできるとは!

対談では、さまざまな話をしました。雑誌をみると、スズメの話だけしていたような感じですが、実際は、多様な生物の進化的なこと、行動の不思議などを、たけしさんがお話ししていらっしゃいました。普段から、貪欲に勉強なさっているのだと思います。とくにNatureに掲載されているような最新ネタをよくご存じでした。「そこまで知っているなら、こっちは何の話をすればいいやら」と言った感じです。

ビートたけしさんのような方が、研究者と対談してくれるということは、私のように役にも立たない研究をしているものにとっては、とても励みになります。こういう研究をしていていいのだ、と。また、一般の方が、目を向けてくれる機会にもなります。本当にありがたいことです。

人生で、生きている間に天才に会えるというのは、そうありません。
私にとっては、いろいろ考える機会になりました。

三上