少し前になりますが11月12日に、函館市主催の温暖化防止市民講座で、生態系への影響(特に鳥への影響)について話をしてきました。
私自身はそのことを専門に研究しているわけでは無いので、論文などを引用して発表しました。私自身、温暖化とその影響について、勉強しなおす良い機会になりました。
鳥は温度に応じて行動を変えるので、温暖化の影響を受けていそうです。なかなか厳密な意味で影響を測るのは難しいのですけれど、逆にいえば、だからこそ影響があっても我々が気づけていない可能性もあります。
温暖化で懸念されていることが本当に起これば、我々の生活はかなり影響を受けることでしょう。そして、現在予測されていることが本当なら、温暖化の防止はおそらく不可能です。いかに上がり幅を抑えるのか、具体的な方策を考えていなければならなさそうです。
「本当なら」と不確実な言い方をしなければならないところが、科学の限界でもあるし、だからこそ世界的には本腰が入らない理由なのでしょうけれど、身近なことでも、利己的な理由でも構わないので(たとえば、生態系のためではなく、自分の財布のためでも構わないので)、できることをするには越したことはありません。
以下は、11月18日北海道新聞に掲載されたものです。
三上