2025年7月24日木曜日

カナリア諸島にて(NIAGARA CONCERT '83)

毎日どんどん暑くなってきましたね……。
学期末ということで期末試験の勉強のため、研究室にこもる日々。
でも、さすがにこの暑さ、そろそろクーラーが欲しい気分です。

今朝も大学の清掃の方と、
「大学の全教室にクーラー導入してほしいですね」と話し込んでしまいました。
(とはいえ、本州の暑さはどれくらいなんでしょう……想像できません)


そんななか、基礎生物実験の同行で函館山に登ってきました!

登り始めはとても蒸し暑かったのですが、五合目あたりまで来ると、海風が吹き抜けてとても涼しく、ホッとしました。
涼しい気候が好きなのか、登り始めにはハシボソガラスくらいしか見かけなかったのに、
標高が上がるにつれてシジュウカラが姿を見せてくれたり、
ヤマガラウグイスキジバトの声も聞こえてきました。

今回は潮見山コース経由、千畳敷コースを歩きました。
このコース中にはモズの姿も。



このあたりは、モズが数羽飛び交っていて、
ほかにもツバメらしきシルエットや、すばしっこいネズミも見かけました。
動物たちにとって、お気に入りの場所なのでしょうか。


帰りは観音コースから下山。
急で狭くて少し歩きづらいですが、途中にはエゾアジサイがきれいに咲いている場所がありました。
涼しげな青色に癒されます。もし通ることがあれば、ぜひ探してみてください。

函館山のハイキングコース、
残すは宮の森コースエゾダテ山コースの2つ!
今年中に全コース制覇を目指します!


冒頭にも書いた通り、暑い日が続く中、少しでも涼しさを感じられるように音楽を聴いて過ごしています。

やっぱり、夏に聴きたくなるのは大瀧詠一

1983年の42年前の今日、7月24日は、大瀧詠一名義でのラストコンサート「NIAGARA CONCERT ’83」が開催された日。
このコンサート、冒頭15分間は弦楽オーケストラのみで構成されていて、歌はないのに
「大瀧サウンド」を全身で浴びるような体験ができます。

そんな中でも、今日はとっておきの一曲、「カナリア諸島にて」を。
スペイン領のカナリア諸島は、一年中春のような気候で、バカンスにはぴったりの場所らしいです。
この曲を聴くだけで、函館の蒸し暑さもふっとどこかへ行ってほしいです...




2025年7月7日月曜日

海がきこえる・海になれたら

今日は令和7年7月7日

ラッキーセブンがそろう、七夕の日です。
今日の願いごとは、なんだか特別に叶いそうな気がしますね。

さて、この週末、ある映画を観てきました。

1993年に放映されたスタジオジブリ作品、『海がきこえる』です。

ジブリといえば、『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』が有名ですが、
この作品もジブリファンの間では“知る人ぞ知る名作”なのだそう。

僕自身、リアルタイム世代ではないためなじみがなかったのですが、
この作品、ほとんどテレビで放映されず、配信もされていないのだとか。
そのため今回の上映はとても貴重な機会でした。

今回の上映は、映画・ドラマ・アニメのレビューサービスFilmarks(フィルマークス)が主催するリバイバル上映プロジェクトによるもの。
7月4日(金)からの3週間限定で上映されています。(函館の方はシネマアイリスへ)


ストーリーの詳細は、ぜひ劇場で観て感じてほしいので控えますが、
一コマ一コマの風景、登場人物の何気ない表情の描写がとても丁寧で、
宮崎駿監督や高畑勲監督の作品とはまた違った繊細さを感じる作品でした。

ちょっとしたジブリ裏話をひとつ。
本作のエンディングテーマは「海になれたら」ですが、
当初は中島みゆきの「傷ついた翼」が候補だったそう。
実現はしませんでしたが、そのエンディングも見てみたいな……と想像してしまいます。

ということで今回は、エンディングテーマ『海になれたら』をご紹介します。
海のように穏やかで少し切ない、そんな歌です。





P.S 今日は街中も七夕ムードですね。

シエスタハコダテの短冊も、色とりどりに風に揺れていました。



2025年7月3日木曜日

あじさい・雨模様

7月に入って、毎日どんよりとした空模様。
いわゆる「蝦夷梅雨」が、ここ函館にも訪れたのでしょうか。

今朝の空は、まるで地面に落ちてくるのではないかと思うほど低く、
五稜郭タワーも霞んでいて、ユーミンの『ベルベット・イースター』の世界をそのまま映したような幻想的な空でした。





街を歩いていると、あちこちであじさいが見頃を迎えていました。
写真は、函館市立図書館の前に咲いていたあじさいです。










「七変化」という別名をもつあじさいは、その名の通り、
咲き始めの淡い黄緑色から青、赤、そして緑へと、色を変えていきます。

この色の変化には、アントシアニンと土壌中のルミニウムが関係しているそう。
酸性の土壌では青色、アルカリ性の土壌では赤色を示す、そんな自然の仕組みにも改めて感心してしまいます。


さて、あじさいの季節に聴きたくなる音楽といえば、
原由子『あじさいのうた』、離婚伝説『紫陽花』、伊藤咲子『雨傘』など、いくつか浮かびますが、今日の空にぴったりだったのは、サニーデイ・サービスの『あじさい』でした。

イントロから流れるストリングスが、まるで雨粒のきらめきのようで、湿った空気の中に、どこか柔らかい光を差し込んでくれるようなカルテット。

編曲を手がけているのは、名アレンジャー・矢野誠
子どもの頃から、「このストリングス、きれいだな」と思うと、クレジットに彼の名前があることがよくありました。
アグネス・チャン『雨模様』でも、松本隆の詞と矢野氏の編曲が美しく噛み合い、淡くて切ないストーリーが生まれています。





千葉

2025年6月5日木曜日

はじめまして!

 初めまして!三上研究室4年生の村松皓太です。

だいぶ出遅れてしまいましたが初投稿しようと思います!


自己紹介

名前 村松皓太

出身地 静岡

趣味 バスケットボール

サークル 3x3バスケットボール


大学では3人制バスケットボール「3x3」のサークルを立ち上げ、大会の主催なども行っています。最近は、五稜郭でスズメ、シジュウカラ、ハクセキレイなどの鳥を観察するのが楽しみです。大学に戻ってからは筋トレやバスケをして過ごす、そんな毎日を送っています。

まだまだ写真は下手ですが、観察した鳥の写真も少しずつアップしていこうと思っているので、よかったら見ていただけると嬉しいです!


巣に出入りするスズメ



五稜郭のカルガモ



写真ってむずかしい、、、

おまけ



バスケしたいネコ

五稜郭公園通いの日々と、野鳥たち

 こんにちは。みくです。

最近は、大学と五稜郭公園、家、バイト先を行き来する毎日を送っています。

三上先生にカメラをお借りしてから、もう1ヶ月以上が経ちました。少しずつですが、撮影も上達してきた気がします👀✨
こちらは、調査のためにここ最近毎週通っている五稜郭公園で撮影した野鳥の写真です👇

    

私は函館出身ですが、今が人生でいちばん五稜郭公園に通っている時期かもしれません。近いうちに夢に出てきそうなくらいです😅

ちょうど今はカラスの繁殖期の真っ最中で、少し殺気立っているので、皆さんも訪れる際はお気をつけください。

2025年5月28日水曜日

緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka-②

こんにちは!千葉です。

前回の記事①に続いて、岩手に帰省した際の紀行、第2弾をお届けします!

第2弾は、紫波町の道の駅と滝沢森林公園を巡りました。


まず道の駅「紫波」に立ち寄りました。

というのも、数週間前に家族がここを訪れた際、「ツバメがたくさん飛んでいたよ」という話を聞いたからです。

実際に行ってみると――いました、いました!



十数羽のツバメが勢いよく飛び交い、巣もいくつか確認。
中には、巣から顔を出して鳴くひなの姿も。
人に慣れているのか、カメラを向けてもまったく動じない様子でした。


続いて訪れたのは、実家の近くにある滝沢森林公園。
最近になって、ここが「野鳥観察の森ネイチャーセンター」という名称で親しまれていることを知り、さっそく訪れてみました。
(公式サイト:https://takizawa-fp.studio.site/)

到着してすぐ、目の前に現れたのは、元気に飛び交うヤマガラたち。
中でも、森林公園内に設置された巣箱から出入りするヤマガラの姿は印象的で、そのスリムな体に思わず「細っ!」と声が出そうでした




さらに園内を歩き進めていくと、あまり見たことのない色合いの鳥が。
あとで三上先生に写真を見ていただいたところ、キビタキのメスだと判明!
なんとその後、もう1個体、別のキビタキのメスにも出会うことができました。







丸太小屋風のネイチャーセンターの中には、野鳥や巣の模型展示があり、観察だけでなく学びの場としても充実していました。

特に驚いたのが、ガラス張りの観察窓
そこからは、ヤマガラ、シジュウカラ、スズメ、ハシボソガラス、アカゲラなど、複数の野鳥が同じ空間で過ごしている様子を間近に観察することができました。

その中から、リンゴをついばむヒヨドリの一枚をお届けします!




今回も、ユーミンの「緑の町に舞い降りて」にまつわるトリビアをひとつご紹介します。

この曲が生まれたきっかけは、いわて花巻空港に降り立つ際、飛行機から見えた盛岡の景色
ユーミンが「MORIOKAという響きがロシア語みたいに聞こえた」と語っていたというのも、ずっと地元にいると気づけない視点ですよね。

また、2番の歌詞にある「銀河の小説」は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を指しているそうです。
現在のいわて花巻空港には、ユーミン直筆の歌詞を刻んだレリーフも設置されています。

今回は、カバーアーティスト・ユーミソさんのバージョンでぜひ聴いてみてください。



2025年5月21日水曜日

緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka-①

こんにちは!千葉舟です!

僕の地元・岩手県盛岡市に、用事があって数日間帰省してきました。

少し時間があったので、日本野鳥の会もりおか主催の「高松の池定例探鳥会」に参加してきました。
野鳥観察を何十年も続けているガイドさんの説明を聞きながら、高松の池の周辺や北山を散策しました。

北山の方に歩いていくと、突然サササッと物陰が……。
ひょっこり走って姿を見せたのは、なんとキジ!
(不意に現れたので、写真のピントが合わなかったのがちょっと残念です。)



さらに山の中へ入っていくと、どこかで「コンコン」と木をつつく音が。
あたりを見回すと、アオゲラを発見!自分の目で見られたのは初めてだったので、とても感動しました。


そして、少し開けた場所では、ホオジロが高らかにさえずっていました。



そのほかにも、カイツブリ、カワセミ、センダイムシクイ、オオヨシキリなど、全部で43種の野鳥を、野鳥の会のみなさんと一緒に観察することができました。

帰省中には、もう一か所別の森にも足を運んだので、その様子はまた次回ご紹介します。


さて、最後におまけとして、盛岡にちなんだ一曲を紹介します。
ユーミンこと松任谷由実の1979年のアルバム『悲しいほどお天気』に収録されている、
「緑の町に舞い降りて」という曲です。

「♪ 輝く五月の草原を〜」という歌い出しから始まり、まさに今の季節にぴったり。
飛行機で岩手に降り立つときに見えた盛岡の風景をもとに作られた曲だそうです。
ユーミンの盛岡公演では、アンコールでよくこの曲が歌われることでも知られています。

ぜひこの曲を聴きながら、盛岡の風景に思いを馳せてみてください。
そして、いつか実際に岩手を訪れていただけたらうれしいです。