2025年5月16日金曜日

Dolomiti Spring

はじめまして。

三上研究室4年の千葉舟(ちばしゅう)といいます。


自称・選曲家として、季節や天気に合った音楽を探すのが日々の楽しみです。
音楽で「その日の空気」を表現することが好きで、なるべく自分の足で街を歩きながら、音と風景をつなげています。

音楽を聴くのはもちろん、映画鑑賞も趣味のひとつです。


さて、今年度最初のフィールドワークでは、五稜郭公園を訪れました。

最初に出会ったのは、なんと至近距離1mほどの「ウミネコ」。
とても大きなあくびをしていて、近づいてもまったく動じる様子がなく、約15分間一緒にひなたぼっこを楽しむことができました。



続いて出会ったのは「ツグミ」。
冬鳥のため、これからの季節は見かける機会が少なくなるそうです。




そして今年も、スズメの「盗蜜」行動を観察できました!
さらに、カワラヒワの盗蜜も目撃。三上先生によると、カワラヒワが盗蜜をするのはかなり珍しいとのことです。





こうした自然とのささやかな出会いのなかで、ふと頭の中に流れてきた音楽があります。
それが、「Dolomiti Spring」 という一曲。

サクソフォン奏者・清水靖晃が率いるプロジェクト「Shimizu & Saxophonettes」のナンバーで、
テナーサックスとバリトンサックスのみで構成された珍しい五重奏です。
「PENTATONICA」という五音音階をもとに作られていて、ときどき現れる唐突な五拍子が印象的。

まるで森の中で思いがけず動物に出会ったり、ふと寄り道したくなったりするような、
静かだけど少しだけ冒険のある、そんな春のフィールドワークの空気感にぴったりの音楽です。