みなさんこんにちは❗
最近のゼミでは、動物の経済的な意思決定について勉強しているのですが、今回はその中で餌選択における「飢えのリスク」についてのお話を少ししようと思います。
とある回で、動物がそのときのエネルギー必要量と期待報酬によって、報酬量の変動性(リスク)を好むかどうかということについて学びました。例として、資料にあったCaraco et al. (1990)の実験をご紹介します(簡略にしすぎて分かりにくいかもです🙇)。
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・気温が1℃と19℃の環境下で、それぞれメキシコユキヒメドリが
➀50%の確率で種子が0個 or 6個得られる(餌量が変動=リスク志向的行動)
➁常に種子が3個得られる(餌量が確定=リスク回避的行動)
のどちらの採食方法を取るのか
・1℃の気温下では、3個の種子だけではエネルギー要求量を満たせない
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このように、そのときの自分のエネルギー必要量だったり、期待報酬との関係によってリスクを背負うかどうかが変化する動物もいることが分かりました。リスクを取らざるを得ない状況ではありながら、このような「餌が1つも取れないかもしれない」という大きなリスクを背負って行動できる勇気ってかなりすごいものじゃないでしょうか❗でも、不安定な環境下にいる動物にとっては、このような生死に関わる選択が常に強いられているのですね…。
皆さんはリスク志向型ですか?それともリスク回避型ですか?私は保守的、慎重的な生粋のリスク回避型人間なので、極力大きなリスクは取らない選択をしてここまで来ました。ですが、この学習を通して、時にはリスク志向が有利になる場合もあるかもしれないので、リスクを負ってでも何かに挑戦する勇気も持てるようになりたいなぁと感じました。とりあえずバンジージャンプとかでもしてみたら考え方が変わるかな(そーゆーことじゃないのでは)。
改めて、生態学は自分自身の生活や考え方にも置き換えて考えられるので結構面白いなと感じています。これからも勉強していくのが楽しみです❗
<おまけ>
今日研究室で作業していたら、廊下でぶんどうとさくの氏がシャボン玉を作って遊んでいたのでパシャリ📷
かわいいの一言でした。以上。