カラスの餌落とし行動
こんばんは、石川です。
鳥類は殻に包まれた食物を空中から地面に落とし、殻を割り中身を食べる餌落とし行動と呼ばれる行動をします。カラスの餌落とし行動には、貝落とし行動とクルミ落とし行動があります。
11月上旬にこの貝落し行動を見るため、函館市木直漁港に行ってきました。函館市木直漁港ではカラスが一般的にツブと呼ばれている巻貝を5mほどの高さから5回ほど落として殻を割っていました。ツブの殻は比較的薄くてやわらかいので貝落としに適しているのでしょう。ちなみにツブという語はちょっと長めの食用の巻貝という程の意味しかなく、一部の巻貝の総称だそうです。
一方、クルミ落とし行動は函館市内のあちこちで見ることができます。また、一部個体はただクルミを空中から地面に落とすだけでなく、車道にクルミをセッティングして車に轢かせて殻を割ったりもします。
下の写真は車に轢かせて割れたクルミを自転車の陰に隠している様子です。ちなみにカラスが割れたクルミを隠している様子はあまりみたことがなかったです。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
以上石川でした。